CLAUDE.md は、AI(Claude)にプロジェクト固有のローカルルールや手順をあらかじめ読み込ませておく「プロジェクト専用の取扱説明書(マニュアル)」です。

なぜ必要なのか?

AIにコードの修正や作成を頼む際、普通なら毎回以下のような指示を与える必要があります。

  • 「ビルドコマンドは npm run build だよ」
  • 「テストは pytest で実行してね」
  • 「TypeScriptの型は厳密に書くルールだよ」

これらをプロジェクト直下に CLAUDE.md というテキストファイルとして置いておくだけで、Claude Code(AIコマンドラインツール)が起動時に勝手に読み込み、指示しなくても最初からルールを把握した状態で作業をスタートしてくれます。

どんなことを書くの?

AIが迷ったり誤った推測をしたりしないよう、具体的で実行可能な情報を中心にまとめます。

  • 開発コマンド: ビルド、テスト実行、リント(コードチェック)のコマンド
  • コーディング規約: 命名規則、使用するライブラリ、禁止事項
  • ディレクトリ構造: どこに何のファイルがあるかの概要

具体的な記述例(実務向け)

例えば、ReactとTypeScriptを使ったWebアプリ開発での CLAUDE.md のイメージです。

Markdown

# プロジェクト概要
Next.js と TypeScript を使った顧客管理システムの開発リポジトリです。

## よく使うコマンド
- 開発サーバー起動: `npm run dev`
- テスト実行: `npm run test`
- ビルドチェック: `npm run build`

## コーディングルール
- any 型の使用は禁止。必ず型定義を行ってください。
- 関数コンポーネントはアロー関数形式(`const Component = () => {}`)で統一します。
- エラー処理は try-catch で囲み、独自のエラーハンドラーを通してください。

## 注意事項
- データベースの構造を変更する場合は、先に `docs/db.md` を確認してください。

導入するメリット

  • 指示文(プロンプト)の短縮: 毎回前提条件を入力する手間が省けます。
  • チームでの標準化: チームメンバー全員が同じルールでAIを活用できるため、AIが生成するコードの品質やスタイルが安定します。